車業界のブランドのあり方

ブランド

自動車業界は、時代と共に求められているものが異なってきています。ニーズが変わってくるということは、ブランド戦略も変わってくるのです。

現在の自動車業界は、エコが求められています。ですから、運転する楽しさやカッコよさなどよりも、エコであることを強調することが、ひとつの販売戦略となります。動力部分にハイブリッドシステムを採用していることを宣伝したり、クリーンディーゼルを採用していることを宣伝したり、アイドリングストップ機能を搭載してCO2削減に貢献していることをアピールするなどといった宣伝です。現在では、このような環境に配慮していなければ、自動車は売れないのです。過去なら運転が楽しいことをアピールするために、エンジン出力や足回りの構造、ボディ形状などがピックアップされてセールスされていましたが、時代のニーズからいきますと、現在はそのような運転の楽しさなどに重点を置くよりも、環境配慮に重点を置くことが重要視されています。これは業界全体に言えることで、日本のみならず、世界規模でそのようなニーズが広まっていますので、各メーカーともニーズに合わせた開発、販売戦略が必要となっています。

時代のニーズに合わせた開発、販売戦略を行ってこそ、ブランド力は発揮されるのです。